ここまでをまとめてみます(介護福祉士試験)

介護福祉士試験

介護福祉士の問題集などが、オーディブルのように耳で聞けるようになったら勉強が捗ると思いませんか?ない?ないなら作ってしまおうということで、これから約20分ぐらいの刻みで耳で聞く教材を作ってしまおうと思いました。

第一回は

人間と尊厳と自立

人間関係のコミュニケーション

と言う部分で耳で聞く教材を作りました。ぜひ、ご活用ください。

私が障害福祉の関係上、冒頭に障害福祉の概要の説明を少し入れました。

第一回 耳で聞く介護福祉士試験問題集

 

言葉解説

インフォームド・コンセントとは

ノーマライゼーションとは、1950年代にデンマークのバンク・ミケルセンによって提唱された理念で、「障害のある人もない人も、共に当たり前に生活できる社会をつくること」を目指す考え方です。

主な原則は以下の通りです:

1. 生活環境の正常化
– 障害のある人も地域社会で普通の生活ができるようにする
– 施設での隔離ではなく、一般の住宅での生活を可能にする

2. 日常生活の正常化
– 年齢相応の日課や活動を保障する
– 一日の生活リズム、一週間の生活リズム、一年の生活リズムを大切にする

3. 教育や就労の機会の保障
– 障害の有無に関わらず、教育を受ける権利を保障する
– 可能な限り一般就労の機会を提供する

4. 自己決定の尊重
– 本人の意思を最大限尊重する
– 選択の機会を保障する

このノーマライゼーションの理念は、その後の障害者福祉の基本的な考え方として世界中に広がり、日本の障害者福祉政策にも大きな影響を与えています。また、この考え方は高齢者福祉や児童福祉などの他の福祉分野にも応用されています。

 

動画の内容をテキストでまとめました

第1章

問題 01

らんぷ1
らんぷ1

利用者の意思を代弁することを表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 インフォームドコンセント(informed consent)

2 ストレングス(strength)

3 パターナリズム(paternalism)

4 エンパワメント(empowerment)

5 アドボカシー(advocacy)

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は5です。

解説: アドボカシーは、社会的に弱い立場に置かれている人々の権利を擁護する活動であり、その主張や気持ちを代弁したり支持することで、政策や社会の中での意思決定、サービス利用等に何らかの影響力を行使することをいいます。

他の選択肢の説明: インフォームドコンセントとは、医療において患者が医師等から診療内容と選択肢について十分な説明を受け、選択することをいいます。意思の代弁ではありません。

ストレングスとは「強さ」「能力」のことであり、支援にあたってはその人の持っているストレングスに着目することが重要とされています。意思の代弁ではありません。

パターナリズムは父権主義と訳され、支援者が、支援を受ける人に対し、あなたのためだからという意識のもと、本人の意思は問わず介入したり支援することをいいます。意思の代弁ではありません。

エンパワメントは、要支援者を保護や救済の対象とみるのではなく、要支援者自らが問題に気づき主体的に解決できるように、本人の力を引き出したり高められるように支援することをいいます。意思の代弁ではありません。

問題 02

らんぷ1
らんぷ1

Aさん(80歳、女性、要介護1)は、筋力や理解力の低下がみられ、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。訪問介護員(ホームヘルパー)がいない時間帯は、同居している長男(53歳、無職)に頼って生活をしている。長男はAさんの年金で生計を立てていて、ほとんど外出しないで家にいる。

ある時、Aさんは訪問介護員(ホームヘルパー)に、「長男は暴力がひどくてね。この間も殴られて、とても怖かった。長男には言わないでね。あとで何をされるかわからないから」と話した。訪問介護員(ホームヘルパー)は、Aさんのからだに複数のあざがあることを確認した。

訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 長男の虐待を疑い、上司に報告し、市町村に通報する。

2 長男の仕事が見つかるようにハローワークを紹介する。

3 Aさんの気持ちを大切にして何もしない。

4 すぐに長男を別室に呼び、事実を確認する。

5 長男の暴力に気づいたかを近所の人に確認する。

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は1です。

解説: 複数のあざが確認されていることから、具体的対応が必要であり、訪問介護員としてはまず上司に報告して、必要な対応(通報など)をします。なお、高齢者虐待防止法第5条第1項では「高齢者の福祉に職務上関係のある者は、高齢者虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、高齢者虐待の早期発見に努めなければならない」と定められています。

他の選択肢の説明: 長男の意向も聞かずに一方的にハローワークを紹介することは不適切です。 選択肢1の解説の通りであり、何もしないことは専門職としては不適切です。 「あとで何をされるかわからない」と言っているAさんを守る方法なども考えず、いきなり長男に事実確認をすることは不適切です。 虐待について調べる場合、近所の人に聞くこともあり得るが、それは訪問介護員の役割ではありません。また、すぐに行うことでもありません。

らんぷ1
らんぷ1

問題 03

人権や福祉の考え方に影響を与えた人物に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 リッチモンド(Richmond, M.)は、『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』をまとめ、現在の社会福祉、介護福祉に影響を及ぼした。

2 フロイト(Freud, S.)がまとめた『種の起源』の考え方は、後の「優生思想」につながった。

3 マルサス(Malthus, T.)は、人間の無意識の研究を行って、『精神分析学入門』をまとめた。

4 ヘレン・ケラー(Keller, H.)は、『看護覚え書』の中で「療養上の世話」を看護の役割として示した。

5 ダーウィン(Darwin, C.)は、『人口論』の中で貧困原因を個人の人格の問題とした。

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は1です。

解説: リッチモンドは個別援助技術の理念を科学的に体系化した。「ケースワークの母」とも呼ばれます。

他の選択肢の説明: 「種の起源」を著したのは、フロイトではなくダーウィンです。 「精神分析学入門」を著したのは、マルサスではなくフロイトです。 「看護覚え書」を著したのは、ナイチンゲール(Nightingale. F)です。 「人口論」を著したのは、ダーウィンではなくマルサスです。

問題 04

らんぷ1
らんぷ1

Aさん(25歳、男性、障害支援区分3)は、網膜色素変性症(retinitis pigmentosa)で、移動と外出先での排泄時に介助が必要である。同行援護を利用しながら、自宅で母親と暮らしている。音楽が好きなAさんは合唱サークルに入会していて、月1回の練習に参加している。

合唱コンクールが遠方で行われることになった。同行援護を担当する介護福祉職は、Aさんから、「コンクールに出演したいが、初めての場所に行くことが心配である」と相談を受けた。

介護福祉職のAさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 合唱コンクールへの参加を諦めるように話す。

2 合唱サークルの仲間に移動の支援を依頼するように伝える。

3 一緒に交通経路や会場内の状況を確認する。

4 合唱コンクールに参加するかどうかは、母親に判断してもらうように促す。

5 日常生活自立支援事業の利用を勧める。

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は3です。

解説: Aさんの希望を尊重し、「どうすれば安全に参加できるか」を検討することが望ましいです。

他の選択肢の説明: 介護福祉職としては参加したいというAさんの意思を尊重すべきです。 外出についてすでに同行援護を利用しているので、その活用を基本として対応を検討すべきです。 家族からの助言が必要な場合もありますが、最終的な判断は本人が行うべきです。 日常生活自立支援事業は、福祉サービスの利用手続きや金銭管理などを通じて利用者の権利擁護を図ることを目的とした事業であり、このときのAさんに必要な支援ではありません。

問題 05

らんぷ1
らんぷ1

1960年代後半からアメリカで展開した自立生活運動に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 障害者自身の選択による自己決定の尊重を主張している。

2 障害者の自立生活は、施設や病院で実現されるとしている。

3 「ゆりかごから墓場まで」の実現に向けた制度設計を目指している。

4 障害者が機能回復を図ることを「自立」としている。

5 介護者を生活の主体者として捉えている。

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は1です。

 

解説: 自立生活運動では、障害者のニーズとその満たし方を最も知っているのは障害者自身であると考え運動を展開したことから適切です。

他の選択肢の説明: 自立生活運動では、障害者はできるだけ地域社会の中で他の人々と同様の暮らしを実現すべきであると考え運動を展開したことから不適切です。 「ゆりかごから墓場まで」は、第二次世界大戦後のイギリスにおける社会福祉政策のスローガンであり不適切です。 機能回復を図ることが自立と定義されているわけではなく、障害者が自立した生活を送れるように制度や社会の意識を変えていくことを目的としていることから不適切です。 生活の主体者は介護者でなく、障害者自身であると考えていることから不適切です。

 

問題 06

らんぷ1
らんぷ1

Aさん(78歳、女性、要介護3)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。72歳から人工透析を受けている。透析を始めた頃から死を意識するようになり、延命治療を選択する意思決定の計画書を作成していた。しかし、最近では、最期の時を自宅で静かに過ごしたいと思い、以前の計画のままでよいか気持ちに迷いが出てきたので、訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者に相談した。

サービス提供責任者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「この計画書は、医療職が作成するものですよ」

2 「一度作成した計画書は、個人の意向で変更するのは難しいですよ」

3 「意思確認のための話合いは、何度でもできますよ」

4 「そんなに心配なら、特別養護老人ホームに入所できますよ」

5 「この計画書は、在宅ではなく病院での治療を想定したものですよ」

 

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は3です。

解説: 話し合いができれば、Aさんの希望を反映することが可能になり適切です。

他の選択肢の説明: Aさん本人の希望に応えようとしていない対応であり不適切です。 計画書は個人の意向で変更することは可能であり、説明自体が誤りです。 最期は自宅で過ごしたいという気持ちと反対の提案であり不適切です。 Aさんの気持ちに応える説明ではなく不適切です。

第2章 人間関係とコミュニケーション

問題 01

らんぷ1
らんぷ1

ストレス対処行動の一つである問題焦点型コーピングに当てはまる行動として、適切なものを1つ選びなさい。

1 趣味の活動をして気分転換する。

2 トラブルの原因に働きかけて解決しようとする。

3 運動して身体を動かしストレスを発散する。

4 好きな音楽を聴いてリラックスする。

5 「トラブルも良い経験だ」と自己の意味づけを変える。

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は2です。

解説: 問題焦点型コーピングは、ストレスの原因となる問題を直接解決していく方法のことです。

他の選択肢の説明: 気分転換は情動焦点型コーピングです。情動焦点型コーピングとは問題解決ではなく気分転換をはかる解決法です。 運動して気持ちをすっきりさせるのは気分転換なので情動焦点型コーピングです。 音楽を聴いてリラックスするのは気分転換であり、気持ちに焦点を当てているので情動焦点型コーピングです。 トラブルの原因そのものに働きかけるのではなく、意味づけを変えて気持ちが変わるのであれば、情動焦点型コーピングになります。

問題 02

らんぷ1
らんぷ1

高齢者とのコミュニケーションにおける配慮として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 相手と視線が合わせられる位置で話す。

2 相手には座ってもらい、自分は立ったまま話す。

3 初対面のときから相手と密着した距離で話す。

4 相手の表情があまり見えない薄暗い場所で話す。

5 たくさんの人がいる、にぎやかな場所で話す。

 

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は1です。

解説: 可能な限りお互いの視線が水平になるような位置で話す。上から見下したり、逆に見上げたりするような位置はできるだけ避けた方がよいです。

他の選択肢の説明: 高齢者からは相手を見上げる形になり、威圧感を与えてしまう可能性があります。 心地よさを感じる距離には個人差があります。密着されると居心地が悪いと感じる人もいます。 表情からも相手の気持ちを理解するための情報を得ることができます。可能な範囲で、表情がわかるような明るい場所で話します。 あまり人のいない静かな場所の方が話を聞き取りやすく、落ち着いて話すことができます。

問題 03

らんぷ1
らんぷ1

利用者とのコミュニケーション場面で、介護福祉職が行う自己開示の目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ジョハリの窓(Johari Window)の「開放された部分(open area)」を狭くするために行う。

2 利用者との信頼関係を形成するために行う。

3 利用者が自分自身の情報を開示するために行う。

4 利用者との信頼関係を評価するために行う。

5 自己を深く分析し、客観的に理解するために行う。

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は2です。

解説: 自己開示によって、利用者に介護福祉職のことを知ってもらうことは、信頼関係の形成につながります。

他の選択肢の説明: 自己開示はジョハリの窓の「開放された部分」を大きくするために役立ちます。 介護福祉職が自分自身の情報を開示するために行います。 自己開示は信頼関係を形成するために行います。 利用者が介護福祉職のことをより理解するために行います。

問題 04

らんぷ1
らんぷ1

人間関係における役割葛藤の例として、適切なものを1つ選びなさい。

1 就労継続支援B型の利用者が、生活支援員の期待に応えようとして作業態度をまねる。

2 家族介護者が、仕事と介護の両立への期待に応えられるかどうか悩む。

3 通所介護(デイサービス)の利用者が、レクリエーションを楽しんでいる利用者の役を演じる。

4 就労移行支援の利用者が、採用面接の模擬訓練中にふざけて冗談を言ってしまう。

5 高齢者が、家事を行う家族に代わり、孫の遊び相手の役割を担う。

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は2です。

解説: 仕事上での役割と、介護者としての役割との間に葛藤があり悩んでいる状態は役割葛藤です。

他の選択肢の説明: 役割期待の説明になっています。役割葛藤とは、矛盾するいくつかの役割を抱え、身動きが取れなくなる状態のことです。 通所介護の利用者が意図的に「楽しんでいる利用者」の役を演じているのであれば、役割演技です。 面接の模擬訓練中に冗談を言うという行動は、複数の役割を抱え悩んでいるわけではないので役割葛藤ではありません。 「孫の遊び相手」という役割が、高齢者の意に沿うものであり、かつ高齢者自身の他の役割と矛盾しないのであれば役割葛藤ではありません。

問題 05

らんぷ1
らんぷ1

Bさん(80歳、女性)は、介護老人保健施設に入所が決まった。今日はBさんが施設に入所する日であり、C介護福祉職が担当者になった。C介護福祉職は、初対面のBさんとの信頼関係の形成に向けて取り組んだ。

C介護福祉職のBさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 自発的な関わりをもつことを控えた。

2 真正面に座って面談をした。

3 自分から進んで自己紹介をした。

4 終始、手を握りながら話をした。

5 孫のような口調で語りかけた。

 

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は3です。

解説: 介護福祉職からの自己開示はBさんの緊張を和らげる効果があります。

他の選択肢の説明: Bさんの自発性を尊重することは大切ですが、介護福祉職から自発的な関りを控えるのはよいことではありません。 真正面に座って向き合うと、Bさんが緊張してしまいます。落ち着いて会話をするためには少し斜めに座ることを意識します。 手を握るという行為をBさんが希望しているのか確認する前に手を握るべきではありません。 専門家として、相手を尊重することを忘れずにコミュニケーションをとることが必要です。

問題 06

らんぷ1
らんぷ1

Bさん(90歳、男性)は、介護老人福祉施設に入所することになった。一人暮らしが長かったBさんは、入所当日、人と会話することに戸惑っている様子で、自分から話そうとはしなかった。介護福祉職は、Bさんとコミュニケーションをとるとき、一方的な働きかけにならないように、あいづちを打ちながらBさんの発話を引き出すように心がけた。

このときの介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 双方向のやり取り

2 感覚機能低下への配慮

3 生活史の尊重

4 認知機能の改善

5 互いの自己開示

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は1です。

解説: 介護福祉職が一方的に話すことを控え、Bさんから話を引き出そうとしています。双方向(Bさんと介護福祉職)のやり取りを意図したコミュニケーションです。

他の選択肢の説明: Bさんは一人暮らしを続けていたため、他者と話さなかった期間が長く、そのことが会話することへの戸惑いに繋がっていると考えられます。感覚機能の低下がコミュニケーションの障害になっているかを検討するのは、Bさんとの円滑なコミュニケーションが可能になってからです。 Bさんの生活史を尊重することは大切ですが、入所当日のBさんは介護福祉職とまだ円滑なコミュニケーションが取れていません。まずは双方向のコミュニケーションを円滑にしていく必要があります。 この問題文からはBさんに認知機能の低下があるのかは判断できません。仮に認知機能の改善を目指すとしても、Bさんとの信頼関係を深め、本人のニーズが明らかになった後です。 お互いの自己開示は、双方向のやり取りがスムーズになってから行った方がよいです。

問題 07

らんぷ1
らんぷ1

介護老人福祉施設は、利用者とその家族、地域住民等との交流を目的とした夏祭りを開催した。夏祭りには、予想を超えた来客があり、「違法駐車が邪魔で困る」という苦情が近隣の住民から寄せられた。そこで、次の夏祭りの運営上の改善に向けて職員間で話し合い、対応案を作成した。

次の対応案のうち、PDCAサイクルのアクション(Action)に当たるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 近隣への騒音の影響について調べる。

2 苦情を寄せた住民に話を聞きに行く。

3 夏祭りの感想を利用者から聞く。

4 来客者用の駐車スペースを確保する。

5 周辺の交通量を調べる。

 

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は4です。

解説: 駐車スペースの確保は夏祭りの評価を踏まえた具体的な対策です。したがってPDCAサイクルのAクション(改善)です。

他の選択肢の説明: 騒音の影響について調べることは、P(計画)、D(実行)、C(評価)、A(改善)のCにあたります。 住民に話を聞くことは夏祭りで起こったとされる違法駐車の実態を調べることなので、C(評価)にあたります。 夏祭りの感想は、次回の夏祭りを改善するための評価にあたります。したがってPDCAサイクルのCです。 交通量を調べることはPDCAサイクルのCでありA(改善)や次のP(計画)、D(実行)につながっていきます。

問題 08

らんぷ1
らんぷ1

D介護福祉職は、利用者に対して行っている移乗の介護がうまくできず、技術向上を目的としたOJTを希望している。

次のうち、D介護福祉職に対して行うOJTとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 専門書の購入を勧める。

2 外部研修の受講を提案する。

3 先輩職員が移乗の介護に同行して指導する。

4 職場外の専門家に相談するように助言する。

5 苦手な移乗の介護は控えるように指示する。

ちゅーぶ1
ちゅーぶ1

正解は3です。

解説: 先輩職員が現場で直接指導しているのでOJT(On The Job Training)です。

他の選択肢の説明: OJTとは職場内で先輩職員が実践を通して後輩職員を育てていく方法です。専門書の購入はこれに当てはまりません。 外部研修の受講はOff The Job Training(OFF-JT)にあたります。 OJTは職場の中で知識やスキルを直接伝えていく方法なので、職場外の専門家に相談することは当てはまりません。 苦手な仕事を控えるのではなく、実践を通して学んでいくことがOJTです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました